里帰りしない出産の「保険」。自治体の産褥ヘルパーサービス利用体験記

秋口に長女を出産しました。このブログでも書いてきたように、夫と何度も話し合いを重ね、「里帰りしない出産」を選んだ私たち。

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里帰り「しない」出産を決めた私たち。 最も大きな理由のひとつは、「夫婦揃って子育てのスタートが切れること」でしたが、もちろんその他にも理由...

「お金」と「時間」「体力」をトレードオフ。産後に備えて…

産後激変するであろう生活を乗り越えるために、改めて私たちが決めたこと。それは「お金で便利を買う」ということ。具体的には…

【1】便利家電をフル活用

DINKS時代からどれだけ助けられたか分からない、食洗器や衣類乾燥機、そしてルンバといった便利家電。これらを産後もフル活用し、家事負担をを軽減すること。電動でゆらゆら揺れるベビーベッドも、寝かしつけ負担軽減を目論みレンタルすることに決めました。

【2】冷凍弁当、ネットスーパーでご飯を調達

産後は外出もままなりません。今までのように、気軽に「ランチを買いにちょっとそこまで」が不可能になります。キッチンに立つ時間やスーパーでの買い物時間を短縮し、体力を温存するのが目的です。

【3】産褥ヘルパー

上記2つでカバーしきれない家事を代行してもらうのが目的です。

それに加えて、おかずの大量調理をお願いして、冷蔵&冷凍保存でストックする見通しです。夫のお弁当にも流用すれば、ランチ代も圧縮できます。今回はこの産褥ヘルパーについて、実際に利用してみた感想です。

私たちの住む自治体の「産褥ヘルパー制度」

私たちの住んでいる自治体では、産前産後に実家などから十分なヘルプを得られない世帯へ、産褥ヘルパーの利用支援制度があります。

事前申請は必要ですが、通常1時間あたり3,000円程度かかるホームヘルパーサービスが、約1/3程度の料金で受けられるというもの。

利用には事前申請が必要

出産前に申し込みへ行き、我が家の状況を説明して申し込み。

住んでいるエリア内へ派遣可能な事業者リストから、希望の事業者を選定します。我が家は第3希望まで事業者の希望を出しました。

派遣を希望する日数・時間数と、サービスを受けたい家事メニューを選びます。

買い出し調理掃除といった一般的なメニューのほか、産褥ヘルパー事業ということもあり、沐浴介助など、赤ちゃんのお世話に関するメニューもあります。上の子がいる家庭向けに、保育園などへの送迎病院への付き添いなどもありました。

我が家は週に1~2度、1回につき3時間の家事代行をお願いする予定でした。また、「調理を中心として家事代行のみを依頼する」という方針で夫と同意していたため、その旨担当者の方へお伝えしました。すると

「派遣されるヘルパーさんは家事のスペシャリストなので、調理だけでは利用時間のほとんどが余ってしまいますよ~。事前に申請しておいたサービスしか利用できない決まりなので、受けたいサービスとしては全部、ということにしておきましょう!」

とのこと。

夫と「それほどの家事のスペシャリストが来てくれるのか!」と驚きながら、ヘルパーさんが派遣される日を楽しみにしていました。

派遣されてきたのは「主婦未満」?残念だったサービスレベル

ヘルパーさんの派遣当日。調理代行をお願いする予定であったため、キッチンを簡単に整理してお迎えしました。

やってきたのは60代くらいでしょうか、物腰が柔らかくおっとりした印象のヘルパーさん。

今日は3時間の時間内で材料の買い出しと調理をお願いしたいこと、買い出しの予算と野菜中心の献立でお願いしたい、と伝えると

「それでは、今日はいかがいたしましょう」

のひとこと。今申し上げた通りですが…

家事のスペシャリストが派遣されてくるということで、「メニューの希望と予算を伝えるだけで、栄養満点の美味しいおかずが山ほど出来上がるんだ!」とワクワクしていた私は拍子抜け。結局、近所のスーパーの相場観を思い出しながら、思いつく限りの献立をこちらが伝え、買い出しへ行ってもらうことに。

ヘルパーさんが買い出しから戻り、調理をしてもらっている間、私は別室で授乳。その後空いた時間に家事をこなしていると、あっという間に終了時間が近づいてきました。

調理の進捗を確認するためキッチンへ行くと、指示したメニューの半分も出来上がっていない…。怪しい雲行きです。買ってきた材料もかなり余っています

「時間内に終わることはできそうですか?」と確認すると、「大丈夫です」とニッコリ。その後悪い予感は的中。消化できなかった食材を残し、ヘルパーさんは帰って行ってしまいました。

一応私も主婦の端くれとして、あまりにも難しいメニューは指定しませんでしたし、メニューについても時間内で完成できる程度の品数で依頼していました。

ましてや相手はプロで、素人の私よりも手際良く美味しいものをたくさん作っていただけると期待していただけに、非常に残念でした。見通しの甘さも悪印象でしたが、材料まで余らせるなら、せめて途中で相談してほしかった…

完成した料理といえば非常に薄味で、介護食という感じ。失礼を承知で言えば、下手な家庭料理といったところ。良かったところと言えば、温厚そうなお人柄だけでした。

サービスを受けた感想としては、正直「期待外れ」。産後の手伝いに来てくれていた実母の方が、よっぽど出際よくこなしていたと思います。

満足度は最低。それでも利用してみて良かった!

帰宅した夫とも相談し、産褥ヘルパーの利用は当面見送ることに。

「調理以外に掃除をお願いしてみては?」というアイデアも出ましたが、サービスの利用規定で簡易な清掃以外はお願いできない様子。それならば夫の帰宅後や休日に気軽に頼めるし、有償で依頼するメリットがない…。

担当ヘルパーさんを変更していただくという方法もありましたが、産後で特に疲れやすい時期、サービス会社と交渉することも非常に面倒で煩わしい。

ちなみに、派遣元会社の事務処理担当者にも連絡漏れが多くあって、「少し頼りない会社だな」という印象があったことも判断の一押しになりました。

プロフェッショナルがやってきてお家はピカピカ、美味しい作り置きがズラリ、私は授乳マシーンになるだけ…という甘い想像は打ち砕かれてしまったホームヘルパー初体験でした。

とはいえポジティブに考えれば、通常料金の1/3程度でサービスをお試しできたということ。勉強代としては安かったかもね、と夫婦で笑って済ませることにしました。

もし再びヘルパー派遣をお願いすることになった場合は、あまり期待しすぎず、依頼したい作業を明確化して指示を出そうと心に留めています。

里帰りしない出産にはたくさんの「保険」が必要。事前調査は入念に!

期待通りのサービスが得られれば破格の料金だったのですが、我が家には合っていなかった産褥ヘルパーサービス。それでももし、我が家のニーズにピッタリのヘルパーさんに巡り合えたら、継続して派遣をお願いしていたことと思います。

里帰りしない出産を選択されるプレママにとって、今まで通り家事をこなせない不安は少なからずつきまとうもの。産褥期はじっくり体を休める必要がありますし、そのためには「保険」をいくつも用意し過ぎることはありません。

自治体の支援制度なら、必ず産前に申し込んで

自治体によって子育て世帯への支援は様々ですが、産褥ヘルパー利用助成などについては、利用前に申請が必要です。

Webから資料をダウンロードして郵送で申請可能なところもあるようですが、我が家の場合は役所に出向いて対面で申し込む必要がありました。出産直後から不慣れな育児に奮闘し、一番助けてほしい時期には外出はままなりません。プレママさんは妊娠中にリサーチして、万全の態勢で産後を迎えて下さいね

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